Zabbixとは
オープンソースの統合監視ソフトウェアです。Zabbix社が継続的な開発を実施し、パートナーを経由してエンタープライズ向けの商用サポートを実施します。小規模から大規模までサーバ機器、ネットワーク機器、アプライアンス製品、クラウド、コンテナなど、監視対象の種別に応じて様々な手法で監視する機能を備えています。
Zabbixの機能
Zabbixに『ホスト』と呼ばれる監視対象を登録し、『トリガー』と呼ばれる閾値を設定します。また、『アクション』を登録することで、ホストが一定の閾値を超過したり下回ったりした際に特定のメンバーへアラートメールを送信したり、Slackへ通知する等が実行可能となります。これらは『テンプレート』として登録し、監視設定の工数を削減することが可能です。その他にも監視対象を自動で検知するオートディスカバリー機能やグラフやトポロジーマップでグラフィカルに監視対象の状態を確認したり、特定トリガーでスクリプトを実行することで通常機能にない監視を実施したり、APIで他社ツールと連携するなど、様々な拡張をすることも可能です。
Zabbixのメリット・デメリット
Zabbixは豊富な機能と柔軟な設定が可能な反面、自由度が高く、設定にはややテクニックやナレッジが必要な傾向があります。こういったことから構築や運用をしていく上では、社内にZabbixに精通したエンジニアを育成していくか、それが難しい場合は構築や運用の専門企業へ外部委託し、対応していく必要があります。どんなシステムでもそうですが、自社の大事な情報資産を預かるシステムとなるので、構築や運用のナレッジをなんらかの方法で確保しなければなりません。
Zabbixとリンクアット・ジャパン
リンクアット・ジャパンは20年以上監視運用に関わってきた実績を基にZabbixに行き着きました。様々な監視ツールを利用してきた経緯がありますが、監視運用に関わる幅広いニーズやシナリオに対してZabbixが適応可能であったことから2014年にZabbix認定パートナーとなり、Zabbixプロフェッショナルとして様々な顧客の構築や運用の支援を続けてきました。